【見濁忍びない】

【見濁は恐ろしいよ】

毎日続く、事件事故、おかしな犯罪、

ニュースでバンバンやってるし、ずっと

やってる。見れば見るほど、自分の心の底に

溜まっていく。

それが、まあ恐ろしいことに、種になり、

ハナを咲かせてくる。

そう、嫌なことを引き起こすのだ。

だから、そういう種は、植えないように。

心に溜まったその種を、安らかに眠らす。

※見濁とは、誤った悪い思想や考えのこと。

見るという字は、思想や考えとあらわすのは、

見ること自体、見たままを見れないのが

人間だということ。目で見ているのではなく、

自分の知識や経験、感情で見ているのだと

いうこと。

それが、濁っているということね。

昔、お釈迦さんがいた、2500年前、

お釈迦さんは、王子という、至れり尽くせり

の立場を捨て、出家された。

世の中の苦しみも、自分が抱いている、

苦しみも同じである。

なぜなんだろうか?

そして、苦行の末、悟られた。

何をどう、悟ったのかというと、

この宇宙の真理、法則、一切がわかった。

いや、わかってしまったという。

わかってしまったら、人間には理解が

出来ないとも悟るお釈迦さんは、

天上に帰ろうとされた。

しかし、梵天という神に説得され、

わたしたち人間のために、説き始められた

という。

お釈迦さんが亡くなって500年は、

この真理をわかるものもいた。

しかし、やがて、誰もわからなくなる時代

がくる。それが、末法、つまり、

五濁悪世の世になると説かれた。

わかっちゃいるけど、止められない。

じゃないけど、まさに今がそうだということ。

わかったと思い違いしてしまっている者は

数多くいるが、わかることが出来ないと

知る者は少ない。

その五濁悪世の世の中身を見ると、

末世。末法の世。

五つの汚れに満ちた悪い世の意。

▽仏教語。

「五濁」は五つの汚れ。

劫濁こうじょく

(時代の汚れ。以下の四濁の起こる時代)

・煩悩濁ぼんのうじょく

(貪むさぼりや怒りなど人の浅ましさが

はびこる)・衆生濁しゅじょうじょく

(心身が弱く苦しみが多く、

人の資質が低下する)・見濁けんじょく

(誤った悪い思想・考え)

・命濁みょうじょく(寿命が短くなり、

最後には十歳になる)をいう。

出展 goo辞書

この中のひとつ、見濁。

これがとても恐ろしく、

見えてるモノが真実だと思ってしまうので、

自分がおかしなモノが見えていると

わからない。

そして、それに寄ってくるモノも、

同じように見えるから、これまた厄介なもの。

いくら、説明会したところで、到底その

誤ちに気づくことはない。

どうすりゃいいの?

見濁とは、誤った思想や考えということ

だから、一番いいのは、他の言うことも、

我が言うことも、誤った思想や考えかも

しれないと自覚すること。

ただ、それだけで楽になる。

思想や考えを否定したり、肯定したり

すると危ない事が起こる。

思想や考えを、否定したり、肯定したり

すると、何が起きるかと、

人間を否定することになる。

人間を否定すると元も子もない。

肯定しても同じことで、肯定した途端、

反対を否定しているのだ。

だから、人間は、人間なんだからと自覚

すればいいだけなの。

思想や考えなんて、そもそも間違ってる

んだって。

というか、変わるしね。

時代を見てみるとわかるよね。

めちゃくちゃ変わってるやん。

なのに、短いとスパンで、否定も肯定も

ないよね。

最近のテレビでの報道が、

そういう番組が多いかもしれんね。

僕はそういう番組は、観ないようにするね。

そう、見ない、聞かない、喋らないが

一番本当は良いんだけどね。

みざるいわざるきかざる だね。

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